更新履歴
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- ■ 大阪・淀川区、堺市における死亡事故について
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昨年7月、大阪・堺市堺区の「堺市重度障害者歯科診療所」にて全身麻酔で抜歯手術の際、当時17才の男性が死亡した事故がありました。今年5月、大阪・淀川区の障害者支援施設で、60才台の男性が歯科治療の際に職員5名が体動を抑制するために抑えた際、急性呼吸障害などで死亡した事故がありました。
亡くなられた患者様には謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
これらの記事で、不安になられた患者様、ご家族も多くいらしたと思います。
原田歯科では、安全に配慮して障害のある方の歯科治療に関しては、以下の通り対応しています。
現在、日帰り全身麻酔に関しては、経験豊富な日本歯科麻酔学会専門医、認定医の2名体制で行い、マルチガスユニットを搭載したモニター、BISモニター、カプノメーター、筋弛緩モニター、AED、除細動器(非同期および同期式除細動、経皮ペーシング機能有)などの設備を整え、安全に十分配慮して対応しています。
抑制下での歯科治療に関しては、院内や大規模な障害者施設の訪問診療においては、レストレイナー、開口器などの器具を持ち込み、歯科医師、歯科衛生士の必要十分な人員の配置のもとに行い、抑制具なしの抑制は行いません。
抑制具の使用の際には、使用同意書を頂いたうえで、極力、痛みのない、短時間での治療を心がけています。居宅、小規模なグループホーム等の施設の訪問診療においては、抑制具の持ち込みが困難なことが多いため、抑制が必要な患者様におきましては原田歯科に来院していただき、対応するようにしています。
抑制が困難、もしくは同意が得られない患者様に関しましては、鎮静、全身麻酔での歯科治療を提案しています。
全身麻酔に関しては、当院で対応可能な日帰り全身麻酔は対応できますが、困難な患者様においては入院設備のある適切な施設を紹介しています。上記の対応によって、すべての事故が防げる担保とはなりえませんが、対応するスタッフが敏感に危険を予測し臨機応変な対応ができるよう今後もトレーニングを積んでいきたいと考えています。
ご理解のほどよろしくお願いします。
2024年10月06日更新
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- ■ 静脈内鎮静法についてのお知らせ
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現在、保険診療で静脈内鎮静法の取り扱いを削減、停止する施設が増えています。
東京都では、静脈麻酔、静脈内鎮静法、全身麻酔下の歯科治療を保険診療で行う地域の歯科医院はほぼ当院だけになってしまいました。そのため、需要と供給のバランスが大きく崩れていて、まずは健常者の新患の患者様の受け入れが困難になっています。
静脈内鎮静法を取り巻く診療報酬の環境が変わらない限り、この状況は続くと思われます。鎮静は、知的障害、自閉症の方をはじめ、障がい者の歯科治療では当たり前に行う麻酔管理です。
障がい者の権利云々が叫ばれている現在、この現状は残念です。
歯科疾患の重篤化を危惧します。緊急性が高い患者様でも、短期間で対応が困難な状況です。
意識下で歯科治療が困難な患者様に置かれましては、急性症状がなくとも意識下での診察を受けていただき、治療の緊急性が特に高い部位に関しては、計画的に静脈内鎮静法下で治療を受けていただければと思います。
よろしくお願いいたします。
2024年07月14日更新
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- ■ 保険診療でのCAD/CAM冠の適応が広がりました。
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令和6年6月の保険診療改定により、ブリッジや連結冠を除くほぼすべての歯にCAD/CAM冠が適応になりました。
ブラキシズムなどによりCAD/CAM冠をお勧めできない症例もございますので、担当の歯科医師とご相談ください。保険適応のCADCAM冠は、型どりをし口腔外で削った歯の状態をスキャンして、コンピューターがかぶせものを設計、その3次元データをミリングマシンに転送し、既製硬質のレジンブロックを削りだしてしまうことにより作成されるかぶせもののことです。
2024年06月13日更新
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- ■ ASD(自閉性スペクトラム症)の小児の歯科治療について
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歯科治療が最も困難とされるASDの小児の歯科治療の話です。
歯科治療のために鎮静や全身麻酔が必要なお子様も少なくありません。記事リンク先
ASD(自閉性スペクトラム症)の小児の歯科治療の実際
2024年04月06日更新
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- ■ 2024年日曜診療について
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2024年より日曜診療は、日曜日に祝日が重なることによる休診でご迷惑をかけないように、月2回(第1,3日曜日もしくは第2,4日曜日)
行うことにいたしました。
日曜診療日は、原田歯科カレンダーでご確認ください。お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
2023年12月24日更新
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- ■ 嚥下内視鏡検査(VE)のご案内
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①うまく嚥下ができず、食事中によくむせてしまう
②食事に30分以上時間がかかる
③誤嚥性肺炎の既往があり、経口摂取が不安
④現在経管栄養だが、経口摂取が可能か検査したいなど、経口摂取に不安がある方の摂食嚥下機能検査です。
鼻から細い内視鏡を挿入した状態で、食事をしていただき、食形態ごとに嚥下反射の惹起遅延、咽頭残留、喉頭侵入、誤嚥の状態などを検査、評価します。
痛みもほどんどなく、身体に負担の少ない検査で、訪問診療でも、ベッド上でも問題なく行えます。
評価後、必要なリハビリテーションを提案いたします。
内視鏡検査の前に、以下の摂食嚥下機能のスクリーニングを行います。
①RSST(反復唾液嚥下テスト)
②MWST(改定水飲みテスト)
③FT(食物テスト)
④CT(咳テスト)
該当される方は、ぜひご相談ください。
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嚥下内視鏡検査(VE)について2023年12月13日更新
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- ■ 静脈内鎮静法についてのお知らせ
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年々、保険診療で静脈内鎮静法を取扱う施設が減少し、「非常に予約が取りにくい」、「診療が進まない」など、大変なご不便をおかけする状況が長期間継続しております。
初診から実際に鎮静法で治療を行うまでに、2か月程度予約待ちの状況です。
症状が出ても早々に対応ができないことがあります。
歯科治療にあたり鎮静法が必要な方は、早めの定期検診、受診をお勧めします。
(健常者の方は、令和6年5月現在、2か月以上予約待ちとなっています。キャンセル待ちは、希望される方のみ対応。)
事前に、ご確認ください!
静脈内鎮静法当日は、ご自分で車(2輪車、自転車を含む)を運転しないでください。
飲酒運転同様、非常に危険です。
①公共交通機関で通院できる方
②車で通院される方は、必ず運転して頂ける付き添いの方がいらっしゃる方以外は、当院での静脈内鎮静法はお受けできません。
当施設では、静脈内鎮静法は障がいのある方の歯科治療を円滑に行うために実施しております。①知的障害(MR)
②自閉スペクトラム症(ASD)
③脳性麻痺(CP)、パーキンソン病
④精神障害(パニック障害、認知症を含む)
などを伴う意識下で著しく歯科治療が困難な患者様を想定しています。健常者の患者様は、
①診療情報提供書(紹介状)をお持ちの方
②異常絞扼反射のため著しく歯科治療が困難な方
③限局性恐怖症のため著しく歯科治療が困難な方
④特段の事情がある方のみを対象とさせて頂いております。
健常者で抜歯のみを静脈内鎮静法もしくは全身麻酔でご希望の方は、連携する歯科口腔外科へ紹介いたします。
*歯科矯正に係る(疑いを含む)抜歯は、保険適用外で自由診療になります。
健常者で静脈内鎮静法下の歯科治療を希望される方へ(リンク先)
小児に関しては、10歳以上もしくは体重20kg以上の方を対象とさせて頂きます。静脈内鎮静法は、保険診療(生活保護を含む)で行います。
費用は、負担割合に応じますが、0円から5000円以内です。(歯科治療の費用は別途)
自由診療を希望される場合は、静脈内鎮静法は保険診療で行えません。
担当する歯科医師にご相談ください。2023年06月24日更新
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- ■ 日帰り全身麻酔下歯科治療について
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日帰り全身麻酔下歯科治療を行う診療日は以下の通りです。
第1,3、5水曜日 午前中
歯科治療を行うにあたって全身麻酔が必要な患者様で、ASA(American Society of Anesthesiologists 米国麻酔科学会)による
術前の身体状態(Psysical Status)class1~2の健康状態に問題のない、もしくは問題の少ない患者様を対象といたします。
かかりつけ歯科医、医の診療情報提供書(紹介状)がある方の診療を優先いたします。
小児に関しては、10歳以上もしくは体重20kg以上の方を対象とさせて頂きます。
当施設での日帰り全身麻酔が適切ではないと判断された患者様は、適切な施設にご紹介いたします。実施にあたっては、医科総合病院と連携して、障がいのある患者様の日帰り全身麻酔の経験豊富な歯科麻酔専門医が麻酔を担当いたします。
日帰り全身麻酔法は、保険診療(生活保護を含む)で行います。
費用は、負担割合に応じますが、0円から40000円以内です。(歯科治療の費用は別途)
自由診療を希望される場合は、日帰り全身麻酔は保険診療で行えません。
担当する歯科医師にご相談ください。2023年06月24日更新
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- ■ 原田歯科の緩やかな担当医制について
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当院は、臨床指導医のもと、緩やかな担当医・衛生士制といたしました。当院は、地域密着型の一次歯科医療機関ですが、
①日本障害者歯科学会臨床経験施設
②日本歯科麻酔学会準研修機関
の認定を取得し、障害者歯科、歯科麻酔科に係る認定医、専門医、指導医が在籍し、今後の地域の障がい者歯科医療を担う歯科医師を育成する研修施設です。
各科の経験豊富な臨床指導医がおり、必要に応じて担当医の診療に介入いたします。*担当する歯科医師、歯科衛生士のご希望がある方は受付にお知らせください。
状況により、すべての診療をご希望の医師、衛生士が担当できないことがあります。
*院長に関してはご希望は受けますが、状況により長時間お待たせしたり、院長の判断で診療の一部を代診のものが担当することがあります。
その点、ご了承できる方のみ院長希望を承ります。誠に申し訳ありませんが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
2022年12月04日更新
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- ■ マイナ保険証が利用できます。
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オンライン資格確認等システムを導入完了いたしましたので、マイナ保険証が利用できます。
2023年4月からは、医療情報・システム基盤整備体制充実加算として従来の保険証を利用して受診した場合 初診時 6点加算 、再診時2点加算
マイナ保険証を利用して受診した場合 初診時 2点加算、再診時加算なしとなります。
マイナンバーカードを保険証として利用するには、事前に利用申し込みが必要です。
従来の保険証は時期未定ですが、廃止予定と決まりました。
2022年10月02日更新