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原田歯科医院

スペシャルニーズ歯科(障がい者歯科)・歯科訪問診療

ゆりかごから墓場まで、安心してかかれる歯科医療を提供します

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虫歯でないのにしみる歯

歯がしみてくると、虫歯ができたのではないかと思う方が多いのですが、レントゲンなどで調べても特に虫歯が見当たらない場合があります

実際そのようなことは、少なくありません。次のようなことが考えられます。

1)楔状欠損による知覚過敏
歯ブラシのやり方が間違っていると、歯肉の退縮が起こり、それと同時に歯のつけ根が楔(くさび)を打ち込んだように削れてしまうことがあり、それにより歯がしみてきてしまうことがあります。

特に、強く歯ブラシを当てる方、ねり歯磨きをたくさんつける人によく見られます。

正しい歯みがきを教わり、知覚過敏を抑えるねり歯みがきを使うと症状が収まることが多いです。なかなか、しみるのがとまらない場合は、レジン(プラスティック)をつめたり、神経を抜いたりします。

2)かみしめ、食いしばり、歯ぎしりなどによるもの
人は、1日20分以上、上下の歯が接触していると歯の周囲の組織が傷つき痛みが出てきます。
かみ合わせや、心因性による癖などにより、歯と歯がかみ合っている時間が長くなりやすい人は、周期的に歯がしみたり、咬合痛(かみ合わせると痛むこと)がでます。
痛みが強いときは、痛み止めや抗不安剤などを使い、かむ筋肉の緊張をとります。

3)歯に破切する前兆(ひびが入っている)
中高年の男性に多いケースです。硬いものが好きで、かむ筋肉が発達している方によく起こります。
歯が割れてしまえば、わかりますが、ひびが入り始めたころはよくわかりません。
通常は、どんどん痛みが強くなり、まもなく破切線がはっきりしてきます。
割れ方により、神経を抜いたり、抜歯をします。

4)歯周炎によるもの
中程度以上の歯周炎の場合、知覚過敏が起こることがあります。治療の過程で、歯肉の退縮が起こり、そうなる場合もあります。
しみ方がひどい場合は、神経を抜いたりします。

5)治療後の経過不良(一時的なものを含めて)
深い虫歯の治療後に歯を削った刺激による反応で、冷たいものがしみることがあります。
何とか神経を抜かないで、歯を治療しようとがんばっている歯科医の患者さんに多いケースです。

歯科医も、そのような場合、事前に、知覚過敏が起こることを患者さんに言っていけばよいのですが、そうでない場合転医してしまう患者様がいます。
しみることが、数年に及ぶこともあります。

余談ですが、私も左下の歯が、大学の先輩に治療してもらってから15年間しみていました。
最近では、しみなくなりましたが。

通常は、少しずつしみなくなりますが、たまに神経が死んでしまう事があり、そのステップに入り始めると、温かいものがしみたり、かむと痛くなってきます。
その場合は、神経を抜かないと後々腫れてきたりして面倒になります。

6)違う部位の痛み(関連痛)
痛む場所を錯覚してくる症例です。痛みの強い場合、上下を間違えている患者様が多いので、しっかり診査しないと誤診します。

診査して、そのことを話しても納得しない患者様もいるので、困ることもありますが、時間とともに部位がはっきりしてくるので、少し時間を置いておけば、患者様ご自身でもわかってくるので、ごり押ししないようにしています。正しい部位に、必要な治療をすれば直ります。

7)原因のわからない一時的な痛み
頭痛と同じように、一時的な毛細血管の拡張による知覚過敏などもあるようですし、心因性のものもあるようです。

その他、打撲、腫瘍、炎症などが、該当する歯の近くで起こると知覚過敏が起こることがあります。

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