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原田歯科医院

スペシャルニーズ歯科(障がい者歯科)・歯科訪問診療

ゆりかごから墓場まで、安心してかかれる歯科医療を提供します

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どんな歯みがきペースト(歯磨剤)を使うと良いか?

どんなねり歯磨きを使ったらよいか、また効果はあるのか?と、良く聞かれます。一昔前は、どんなものを使っても大して変わりがなく、むしろ泡立ちがよすぎたり、爽快感がすぐに得られてしまうため、歯みがきの時間が少なくなり、みがいているつもりになってしまうので使わないほうがよいということが言われていました。

また、その当時は歯よりも硬い研磨剤が入っていたため、みがきむらが強い人だと歯の柔らかい部分が削れてしまうなどとされ、ねり歯磨きの使用に否定的な歯科医も多かったと思います。
薬効をうたったものでは、虫歯予防、歯周病予防、美白、知覚過敏防止などのものがありますが、歯科医院で販売しているようなものは、適正に使用すれば、効果がないと言うことはありません。
しかし、歯のみがき方(みがくと言う言い方は、私としてはとても違和感がある言い方ですが)が間違っていたり、すでに治療をしないといけない状態なのに、歯みがきで何とかしようとしているいわゆるミスマッチな使い方をしている方がたくさんいます。

通常、虫歯菌や歯周病菌は、歯の表面にバイオフィルム言う膜を作って付着しています。
身近な例を挙げると、お風呂の表面についたぬめりのような状態でかなりしつこく付着しています。
このぬめりの中に目的とする細菌がいますので、その膜を破壊しないと薬剤が浸透していきません。うがいすることとでは、効果がありません。
このバイオフィルムは、機械的に擦り取らないとおそらくとることはできないとされています。

バイオフィルムをある程度取りされれば、薬剤はその効果をより発揮することができます。そういうみがき方が、歯の周囲全体にできることが前提の商品なのです。

フッ素入りの歯磨剤は、いろいろな研究データがありますが、少なくとも6割以上の初期虫歯の抑制効果があることは確かなようです。

ただ、その効果は正しく歯みがきができていたり、ごく少量の水(60ml程度)でゆすいだりなどと、いろいろな縛りがありますので、それを使っているだけで得られる結果ではありません。

副作用に関しては、水道水にフッ化物の添加が行われていない日本では、過剰摂取の可能性は非常に少ないと思いますが、斑状歯といった歯の形成異常や、急性中毒などがあります。

かなり昔に、フッ素ががん、ダウン症などの原因になるとおっしゃっていた研究者の方もいらっしゃいましたが、客観的に見て、そういうことはないと言うのが現在の見方です。

その他の、知覚過敏防止、美白、歯周病予防などの歯磨剤もバイオフィルムがきちんと取り除かれメーカーの指示通りに使っていればそれなりの効果はあると思いますが、効果の測定が、メーカー側自身のものですので、そのデータを鵜呑みにはしないほうかよいと思います。

私たちとしては、実際の効果に関しては、外部の信用できる機関できちんと検証されて評価されていないためなんともいえません。

当院で販売しているいる製品は、製造、販売、効果などで、ある程度信頼できるものを選んでいるつもりですが、市販品に関しては、一般の方むけの商品なため、興味を引くものもありますが、「?」と思う製品もよく目にします。スイッチOTC(医療機関で処方が必要な医薬品の市販むけ商品)のようなものならば、はずれはないように思います。

もし、正しい歯のみがき方や、歯磨剤、歯ブラシの選び方などがわからないようでしたら、ぜひ歯科医院にいらしてください。その方にあったものを提案させていただきます。治療するだけではなく、そういうことこそ喜んで対応したいと思っています。

もし、具体的な商品を知りたいようでしたら、当院で販売しているものを挙げておきます。価格は、プライスリストをご覧ください。

【当院で販売している歯みがきペーストの一例】

チェックアップ(ライオン):フッ素入り、虫歯予防用

小児用チェックアップ(ライオン):フッ素入り、虫歯予防

ペリオバスター:抗菌成分、歯周病予防

システマセンシティブ(ライオン):知覚過敏抑制用

ブリリアント(ライオン):美白(ホワイトニング)用

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