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飲酒運転がうばった若い命

先日、福岡で35歳のアルバイトの男性が、飲酒運転、事故を起こし2名の高校生がなくなりました。なかなか飲酒運転による悲しい事故ががなくなりません。「またか!」という感じです。このニュースをのコメンテーターも、沈痛な面持ちで「飲酒をしたら、正常時より8.5倍も事故を起こす確率が高くなる」などと話していました。また、福岡県にてこのような事故が多いのは、地域性の問題もあるのかもしれません。

そのニュースがおわった途端、ビールや発泡酒のCMが始まりました。「なんでのまないのかー?」などと楽しそうに視聴者に訴えかけています。このニュースのスポンサーが、アルコール飲料の製造、販売業者であるから仕方ないのかもしれないですが、私が事故の被害者の少年の親であったらとてもいやな気持ちになったろうなと思いました。

飲酒事故を起こしたのはこれらの企業ではありませんが、酒を売ることで利益を得ていることは間違いありません。飲酒運転による悲惨な事故を減らすようより積極的にかかわっていく責務はないのかと思います。飲酒運転だけではありません、酒に絡む犯罪、疾病などで多くの人が命を奪われ、傷を負い、健康を害しています。そして酒とうまく付き合っている人たち、もしくは酒を飲まない人が、それらの人たちの医療費などを保険料という形で負担しています。しかし、すべての被害が報われるわけでもなく、失った命は戻りませんし、そこから生まれた悲しみもなくなるわけでもありません。

タバコと同じで、これからは酒に関しても能天気なCMを流し続けられる状況は続かないように思います。そのCMに使われる費用の一部でもよいから、それらを製造、販売している企業が飲酒に絡む犯罪、健康被害を周知、補償するための基金などを設立して、酒を売る企業として、現在よりもはるかに酒のマイナス面としっかり向き合っていかないといけない時代が来るような気がします。