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paper chart (ペーパーチャート)について

paper chrart(ペーパーチャート)とは、神戸海星病院麻酔科の越川正嗣先生(故人)によりつくられた自動麻酔記録ソフトウェアです。このソフトウェアは麻酔科医の視点から作られており非常に使いやすく、パソコンを立ち上げてさえいればボタン一つで麻酔記録を自動に開始します。
知る人ぞ知る麻酔記録の神様のようなソフトウェアです。
他の医療機器メーカーの自動麻酔記録ソフトウェアはペーパーチャートよりも使い勝手がよくないとの話も聞きますが、設置のための費用が莫大(オペ室がいくつもあるケースでは数千万円)で、とても開業医では導入できません。

驚くことにこのペーパーチャートはフリーソフト(無料)です。接続する機器をある程度選びますが、RS232C通信を利用して各種モニターと接続できれば麻酔医が手書き入力から解放され、より麻酔管理に集中できます。原田歯科でも通常の歯科治療とは別に1日4,5症例麻酔管理が必要なことがありますので、ペーパーチャートにかなり助けられています。

歯科では、現明海大学歯学部歯科麻酔学教授(元東京医科歯科大学歯学部麻酔生体管理学分野准教授)の小長谷光(こはせ ひかる)先生がペーパーチャート推進の第一人者であることは自他ともに認めるところだと思いますが、当院のペーパーチャートも小長谷先生のご指導の下、原田歯科用にカスタマイズしました。万が一のトラブルに関しては、サポート、メンテナンスをおこなっていただける企業もあります。
歯科での問題は、歯科で一番大きなシェアを持つモニターがRS232C通信に対応できないことです。その点は、メーカー側に改善を要求すべきだと思います。

全身麻酔、鎮静などを行わない施設でも、ペーパーチャートは充分活躍の場があります。
今後高齢化が進むにつれ、有病者、全身状態のすぐれない方の抜歯やインプラントなどの手術はどこの歯科医院でも頻繁に行うと思います。抜歯やインプラント手術などはさほど侵襲が高いものではありませんが、痛みや恐怖心、長時間などの要因が絡むと全身状態を急激に悪くすることが少なからずあります。
その際にモニタリング(血圧、SPO2、ECGなど)を行っていないと、その変化を見逃しやすく患者様につらい思いをさせ続けてしまいます。中には、疼痛性のショックを起こしたり、いわゆる脳貧血(血管迷走反射、VVR)、緊急高血圧症をおこしてしまうこともあります。麻酔記録を取っているとその変化にすぐに気が付きます。すぐに局所麻酔を追加したり、意識下の場合は休憩したりすれば大きな問題を起こさずに済むかもしれません。

モニターを装着すると逆に緊張するという患者様もいますが、今現在患者様の状態がどうなっているかわからずに何でもかんでもやってしまうことのほうが大きな問題です。そういった配慮が歯科にも必須になる時代がもうすぐそこに来ていると思います。