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インプラント使い回し報道を考える

先日、愛知県でインプラントの再使用が問題になりました。

いったんある患者様に埋入したインプラントが脱落して、それを洗浄、滅菌して他の患者様に再使用していたとの報道です。

報道が真実であるならば、医療人としての常識、モラルに欠けると思いますし、歯科インプラントの信用問題になるでしょう。

しかし、他の患者様に再使用しているという話はあまり聞いたことがありません。

インプラントの人工歯根自体は、3万円から4万円する高価なものです。
しかし普通だと、95%程度の成功率は出ますので、そんなに使いまわしで、うかせられる額があるとは思えません。
通常、インプラントの治療には、高額な費用がかかりますので、そんなリスクの高いものを使用して、失敗したら患者様も納得しないので、どんどんつじつまが合ってこなくなるはずです。

この施設は、集客のために派手な広告を出していたようなので、次から次へと患者様はたくさん来ていたようですから、それを何回か繰り返しているうちに、そういったリスクに対する感覚が麻痺してしまったのでしょうか?

ほとんどの歯科医は、より高い生着率を求めて、いろいろな学会、研修会に参加したり、書籍を読み漁っているのが、現状だと思います。

もちろん、100%成功ということはないので、まれにうまくいかないこともありますが、そういう時は患者様の申し訳ない気持ちで、かなりがっくりします。

ただ、がっくりしても仕方なので、どうリカバリーするか頭を切り替えなければなりません。

それはさておき、最近のマスコミの報道で気になるのは、事実の確認があいまいだったり、その事件の起こった背景などをほとんど検証していないのに、マスコミの思い込みや、先入観で容疑だけの人間や企業を犯人扱いしたり、個人攻撃していることです。
風評被害も馬鹿になりません。
かいわれ大根のときも、そうでした。あの当時、私はかいわれ大根が好きだったのでよく覚えています。

あれだけ新聞やテレビで大騒ぎすれば、大体の人は報道していることが、すべて真実だと思ってしまいます。

これでは、菅谷さんを冤罪に追い込んだ検察や、ワイドショーで無責任なことを言うコメンテーターと同じです。

結果的に、その歯科医師が自殺未遂をしたことで、マスコミもまずいと思ったのか、パタッとそのことに関する報道がなくなってしまいました。
後日、保健所の調査で、使いまわしの確認ができなかったことが、発表されました。
真実は、どうなのでしょうか?