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治療紹介

原田歯科医院

スペシャルニーズ歯科(障がい者歯科)・歯科訪問診療

ゆりかごから墓場まで、安心してかかれる歯科医療を提供します

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インプラントがだめになったら

インプラントのオペ前によく聞かれることが、「インプラントがだめになったら取り除けるのですか?」という質問です。インプラントが周囲炎を起こして腫れてきたり、かむと痛くなってくることがあります。程度が軽ければ、抗生剤を服用して頂いて、よく歯みがきをして頂ければ問題がなくなってしまうことがほとんどです。基本的に、対応は天然歯と対して変わりません。

トレフィンバーです。中空のドリルです。

深い位置まで炎症が及んでいる場合は、歯周炎の手術(フラップ手術、歯周炎の項目参照)と同じような手術を行います。さらに進んで、咬合力に耐えられないようになってきたら、すでにグラグラになっていますので、簡単に抜けてしまうことがほとんどです。このあたりも、天然歯とあまり変わりません。

逆に、しっかりしているインプラントを除去することのほうが問題です。高齢になり、介護が必要になると、日本では口腔ケアが軽視されることが多いので、口腔内の清掃がほとんどされなくなります。そのために、インプラント周囲の腫れが続いたり、インプラントが周囲の組織を咬みこんでしまったり、傷をつけてしまうことがあります。そうなると、逆にインプラントは厄介者になってしまうため、何とかしないといけません。

そのような場合は、上部にのっている構造を取り除いて、キャップをかぶせて機能させないようにしたりします。古いタイプのものは、上部構造が一体になっていることはあるので、そういう場合は削って同じような状態にします。

インプラント自体を取り除きたいときは、トレフィンバーという専用のドリルがありますので、なるべく余計に骨を削らないようにして、結合する骨ごと取り除きます。一番困るのは、やたら深く埋入している場合です。最近では、14ミリ程度のものが一番長いと思いますが、昔は20ミリなどというものもありました。
当院では、ほとんどが、10ミリか12ミリのもので、インプラントの太さを変えることで、力の問題に配慮しています。何か問題があったときに、除去を考えてのことです。その長さで、臨床上はほとんど問題は出ません。
天然歯にしろインプラントにしても同じように日ごろの手入れが大切だと思います。

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