八王子にある歯医者さん 原田歯科医院

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高速歯科治療とは?

私見ですが、歯科治療には「うまい、速い、安い」が要求されると思っています。
これは、いい加減な治療をしていると思われるリスクがありますが、全くそのようなことではありません。

「うまい」
原田歯科の考える「うまいと」いうのは、

①治療の進め方に無駄、無理がない。
昔、数学が好きだったせいもあり、歯科治療は 数学に似た部分があると思っています。基本的な歯科治療の手技は、基礎的な公式、定理を理解し、基本的な問題が解決できることといえます。実際の患者様の治療は、その組み合わせですから、応用問題です。数学の難問は、一見では解けないことが多いですが、何度も取り組んでいくことで問題文を見ただけで解法が自然と浮かんでくるようになります。解法は必ずしも一つではありません。患者様の希望や、性格などでより良い解法を見つけていきます。

②基本的な治療で、ツボがわかっている。
長いこと膨大な歯科治療を行っていると、「ここをはずすとうまくいかない」という自分なりのエビデンスができてきます。はじめのうちは、大学で教わった通りに歯科治療を進めていくのがよいですが、毎日多くの患者様を診療していると常に自分が行った治療に対する膨大な結果を見ていますから、それがエビデンスです。ツボがわかれば、一見ラフそうな感じでもきちんと結果が出せるようになります。これが、手技自体のスピードを高速化するためには不可欠だと思います。

③うまくできるように手技をアレンジしていける。
たとえば根管治療をする場合に、根管治療をするために術野を見やすいように、器具がアクセスしやすいように、治療中も患者様が食事に困らないように、治療時間をできるだけ短くするなどと考えていると、おのずと根管に行きつくまでの開拡法が通法をモディファイ(改良、改変法)したものにならざるを得ません。実は、このモデイファイがどれだけ考えつけるかが重要だと思っています。

④痛くない局所麻酔をして、痛くない治療ができる。
痛い麻酔、治療をしていると治療時間は、かならず長くなりますし、治療が中途半端になります。結果、患者さんから信頼されなくなります。予後も悪く、何十年も継続して患者様と良い関係を保てません。鎮静は、痛みではなく不安をなくすために行っています。

⑤患者様に、直感的に理解できる治療の説明ができる。
今の時代、患者さんへの説明は非常に重要です。今自分が他院で受けている治療が問題ないか当院に意見を求めるためだけに受診される患者様も少なからずいらっしゃいます。視覚に訴える説明は、患者様の直感的な理解度も高く、治療にたいして協力度も高くなります。口腔内カメラを治療前、各治療ステップごと、治療後に撮影するのははじめは面倒かもしれませんが、1日何百回も撮影していると無意識のうちにできるようになります。術後のレントゲンもとにかく患者様に見せまくることが大事だと思います。いい加減な治療ができなくなります。

「はやい」は結局上記のことを年がら年中していれば、自然とそうなってきます。結果が変わらないのであれば、治療が早いほうが患者さんは楽ですし、当然歯科医も楽なはずです。またその分、患者様から頂く報酬が増えますが、それを新たな設備投資や技術習得のための勉強会などにつぎ込むことができます。

「やすい」これは、意見が開かれると思いますが、日本は皆保険制度の国です。国民の医療に対するスタンスが「保険である一定の水準の医療が受けられる」という点で、米国などとは180度違います。日本の歯科医療も日本の患者様というクライアントがいなければ成り立ちません。歯科医療は大量生産はできませんが、価格設定がリーゾナブルなことで、設備の回転率が上がりさらに価格を下げることもできます。また効率化のために技術革新が起こります。たとえば、CADCAMのようにセラミックの修復物が安価に作製できるようになったのはよい例です。そのことにより、新たな需要が生まれました。既得権にこだわり続けると、需要を掘り起こすことはできません。「やすく」することで、それが本当に必要なものであれば、需要のすそ野が広がり患者様に喜ばれ、歯科医の仕事も増えます。