八王子にある歯医者さん 原田歯科医院

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口腔メンテナンスの重要性

原田歯科には多くの身体、知的、精神障害、自閉性障害を含めた広汎性発達障害のある患者さんがいらしています。
元々は、歯科治療のために通院されていたのですが、いったん治療が終わるとその後は患者さんの口腔清掃管理能力に応じて口腔メンテナンスを行っていきます。治療は、言わば「口腔環境のリセット」ですが、元々何かしらの問題があり歯科的な問題が起こっているため、その問題がクリアできないと治療終了と同時に口腔崩壊が始まります。

治療が終わったというのはあくまで見た目上の問題で、その方の歯科的な問題の背景がなくならない限りは結局は、エンドレスの歯科治療が待っているだけです。機械は交換部品がありますが、人の体の交換部品は多くありません。何度も何度も治療を繰り返すことで、どんどん歯がなくなり機能が衰えてきます。
認知症や統合失調症、ある種の知的障害のある患者様の場合は、患者さん自身ではもちろん、介助する方でも口腔内の汚れのコントロールをすることは、大変困難です。訪問、在宅、外来含めていろいろな患者様を診ていますが、ほぼコントロールできていません。そしていわゆる健常者と同じ感覚で治療を行っていくとほぼ残せる歯がなくなってしまうようなことが少なくありません。

このような場合、口腔メンテナンスはとても威力を発揮します。定期的に口腔内の汚れをコントロールすることで、口腔崩壊のスピードがほぼ止まるケースも少なくありません。障害者歯科の中ではリコールと呼んでいます。治療がすることよりも口腔機能を温存させることのほうがはるかに大切なことだという考えです。歯科的な問題を結果に対して対処するのではなく、原因に対して対処するという考え方です。

またリコールを繰り返すことで、患者様や介助する方の口腔内への意識が高まることも大きなメリットになります。
漫然と治療を繰り返すことは、患者さん側の通院にまつわる負担、医療資源の有効利用という点でもメリットは少なく、大切に口腔機能をメンテナンスにより維持させることのほうが費用対効果を考えても圧倒的に優位なはずです。

原田歯科では、治療するだけでなく口腔メンテナンスがとても大切に考えています。適切な治療ができる歯科医師の技量だけでなく、歯科衛生士によるメンテナンススキルはより重要視されるようになると思います。