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恐怖!  私立大歯学部定員割れ

2010年の私立大学の歯学部の入学者の調査で、募集定員に対する実際に入学した学生の充足率が68%であることが発表されました。これは、大雑把な言い方をすれば、大学を選ばなければ、ほぼ競争がなく、全入の状態です。これは、異常です。歯科医師の過剰問題や、歯科の保険点数のあまりの低さ、それに伴う長時間労働や、歯科医師のワーキングプア問題が表在化してきたことへの反応だと思われます。

介護スタッフの労働条件の厳しさは、マスコミなどで周知されていますが、歯科技工士などは、現状でもさらに厳しい状態ですし、おそらくこのままでは、介護を追い抜いて歯科が最悪の労働環境になると思われます。私立の歯学部の学費は、私立の医学部の学費よりも高く、卒後の状況がこのようでは好き好んで私立の歯学部に進学する有能な人材がいなくなってしまいます。

これは他人事ではありません。あと10年もすれば、ほとんど競争なく入学してきた学生が、卒業し、歯科医師になり、私たちの口腔内をいじるのです。これはかなり怖いです。大学は、生き残りのため門戸を広く学生を集めるのでしょうが、学力、能力、資質において明らかに不適格なものが淘汰されるのか、非常に疑問です。入学を許可し、何千万もの学費を徴収して、挙句の果てに「あなたは、歯科医師には、不適格です」と進路変更を迫れるのでしょか?よしんば、卒業できても、国家試験に合格しなければ、歯科医師なれません。

最近の歯科医師国家試験は、難化していて合格率が70%程度になっており、あきらかに歯科医師数を抑制する方向に向かっています。それであれば、入学の時点で、適正数(国公立、私学合わせて1200人程度が適正との分析もあります。)にしていれば、競争原理も働き、あきらかに学力的に不適格な学生をはじくことができます。また、私学の助成金を有効利用にもつながります。やみくもに、入学させて、6年もの期間と、何千万もの学費をかけて結局歯科医師になれない学生を、何百人もうみだす意味がわかりません。