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歯を治す材質は何がよいか?

はじめに、お断りしておかなければならないのは、歯を治す材質は治療に予後に影響を及ぼす一要素に過ぎないと言うことです。また、逆に良いとされる材質を使った治療をしたがために、あとになって弊害が出ることもあると言うこともあります。 

さまざまなケースで、最適な材質を取り上げていきたいと思います。 

つめたり、かぶせたりする金属材質 

これは、何と言っても白金加金でしょう。歯に対する適度な硬さ、加工時の精度、安定性は他の金属材料とは比較になりません。ただ、色合いが薄い金色なため、患者さん受けしない金属であるかもしれません。 

つめるようでしたら、20カラット前後の(24カラットが100%)の金も、多少柔らかいですが、適合がよく、白金加金の次に使いたい材料です。また、色合いも、まさに金色なので好んで使われる方も多いようです。 

保険診療では、代用合金ですが12%金銀パラジウム合金、銀合金などが使われています。 

金属材料は、金属アレルギーを起こすことがあったり、審美的に自然に見えないので敬遠される患者様が多く、、すこしづつ使用頻度は少なくなってきています。 

つめたり、かぶせたりするメタルフリー治療材質 

いわゆる歯の色をした、審美的な材質です。オールセラミックの中では、旧来のオールセラミック、エンプレス、ジルコニアフレームを使ったもの、クリセラ、エステニア、硬質レジンなどがあります。 

材質的には、エンプレスが良いと思いますが、価格面では、従来のオールセラミックがリーズナブルかと思います。 

エンプレスは、審美性では一番だと思います。強度もありますので、単独の歯だけでなく、小さい範囲でしたら連結したり、ブリッジにすることもできます。
前歯だけでなく、奥歯にも安心して使えます。硬さも、天然歯に近いので、噛み心地も良いようです。 

従来のオールセラミックは、強い力のかからない前歯で使う分には、特に問題はないと思います。ただ、強度的にはエンプレスにかないません。
若干、かけやすい材質ですが、強度に見合った部位に使い、接着操作をきちんとやればかけることはほとんどありません。 

大きなブリッジなど、特に強度がいるものは、ジルコニアフレームを使用したものになってしまいますが、フレーム自体はセラミックではありますが、光の透過性があまりないため、審美性など、強度以外の面では、エンプレスには劣ると思います。 

また、クリセラという燐酸カルシウム主体のものがあるのですが、これは歯の硬さに近く、価格も安くできますが、若干、色が作りにくいのでオールセラミックに比べ審美性には劣ると思います。
保険診療では、硬質レジンというセラミックとプラスティックのハイブリッド材が使うことができます。
実は、硬質レジンは8割以上は、セラミックなのですが、つなぎにプラスティック(レジン)を使用しているため、柔らかく弾性があり、キズがつきやすいため少しずつ変色してしまいます。 

なお、当院で扱いのあるエステニアは保険診療ではできない部位に使う高品質ハイブリッドレジンです。

土台となる材質 

 土台は、なるべく力がかかった時に歯と同じ挙動をするものがよいです。
そうでないと、差し込んでいる歯に応力がかかり割れてしまうことが、良くあるからです。 

従来は、金属のコアを柔軟性のある接着材料でつけていましたが、現在はグラスファイバーを使ったファイバーコアが、固さ、弾性などで歯と近い物性を持つため最適とされています。ファイバーコア自体の色も、歯の色と近似しているため審美治療で多用されます。 

保険診療では、硬質レジン、銀合金を使ったものが使われます。金属のものは歯に着色を起こすことがあるため、現在では、審美的な治療には使用しません。いくら良い材質を使っても、神経の治療の予後が悪かったり、日ごろのメンテナンスが充分でないと、自分自身の歯が問題を起こすことで再治療、抜歯に至ることがあります。 

高額なものを入れていると再治療をためらってしまうことがあるため、治療する私たちもきちんと治療するよう努力するべきですし、患者様も日ごろの歯のケアー、定期的な検診などを欠かさないことが大切だと思います。 

 

レントゲン

 

破折した歯根

 

ファイバーコア