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粘液のう胞(粘液貯留のう胞)について

下口唇にできた粘液のう胞

粘液のう胞(粘液貯留のう胞)は若年者に比較的よく見られます。私は、もう若年者ではありませんが、昨年頬部にでき、摘出しました。

粘液のう胞は、下口唇部によくできます。舌、頬部にもできます。

通常は、口唇腺などの小唾液腺が、噛み傷などにより、唾液を送り出す導管が損傷することにより、出口を失い、粘膜下に貯まってしまうものとされています。

そうすると、うす青紫色や透明な半球状の腫瘤となります。痛みなどはありませんが、結構気になりますし、食事の際に誤って噛み潰してしまうことなどもありますので、摘出してしまいます。
摘出は、腫瘤をつぶしてしまうと境界がわかりにくくなりますので、腫瘤の周囲1-2mm程度余白を取って、つぶさないように鈍的に剥離し、周囲の組織とともに摘出していきます。

腫瘤の周囲、底にある小唾液腺も一緒に取り除きます。

その後は、死腔のないように縫合します。

痛みは、腫瘤が大きいと切除する範囲も意外とおおきくなるので、1週間ぐらいは、動かすと痛みがあります。また、術後しこりなどができますが、だんだんなくなっていきますし、わからなくなっていきます。

数%、再発することがあります。そのような場合は、再度摘出するしかありません。

舌下腺、顎下腺などの大唾液腺由来の粘液のう胞は、ガマ腫とよばれ、これもまた唾液腺ごと摘出しますが、これらは入院して、全身麻酔下にて行います。