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入れ歯じゃないとだめ!

歯を失ってしまった場合、そこに新たに歯を入れる場合、大雑把には、入れ歯、ブリッジ、インプラントの3通りが方法があります。どうしても、最近はアンチエイジングの流れで、固定式のもの(取り外しの必要のないもの)が好まれる傾向があるため、インプラントやブリッジで補綴してしまうことが多くなっています。入れ歯は人気がありません。しかし、最近になって入れ歯が見直されてきていますし、入れ歯でないと無理なこともあります。

入れ歯が、インプラントやブリッジに比べて圧倒的に優位なのは、①歯や骨を削ったりしなくとも作成できることと ②歯以外の部分のボリュームを増やせること ③治療費用が安く、期間が短くてすむこと④歯を増やしたり、修理する事が簡単なことです。

①に関しては高齢で体力のない方や外科的な処置を望まない方には負担の少ないやり方といえます。入れ歯を使いこなせている方は、入れ歯が最良の治療である場合が多いです。

②に関しては、歯を失った後、あごの骨がやせてしまいすぎると、インプラントやブリッジで歯を入れても口元のボリュームが足らないため、顔貌が貧弱になることがあります。ある程度、骨のやせている部位が限局しているようであれば、骨造成をしてしまうことである程度改善できますが、広範に顎がやせていると難しいと思います。インプラントの学会などで、今まで総義歯を入れていて、とくに顎がやせている患者様の症例報告なども多く見ますが、やたら歯のボリュームを大きくしてごまかしているか、インプラントを固定源にして入れ歯にしているケースばかりです。入れ歯にしているケースは、審美的に問題は出にくいですが、むりやり固定式にしているものは、口元のボリュームが足りないため、口周りがシワシワになっていたり、ひどいのになると顔貌の写真を出してきません。やはり、広範に顎がやせている症例は、入れ歯でないとへんてこりんになってしまいます。

③じつは、これが一番の優位性のあることかもしれません。スウェーデンなどは、インプラントが保険医療に組み込まれていますが、実はすべて歯のない方の98%は、総入れ歯を使用しています。残りの2%の方が、インプラントがらみの義歯、ブリッジを使用しています。やはり、治療の費用がネックとなっているようです。一番費用が抑えられるインプラント義歯でも、最低2から4本のインプラントの埋入が必要になります。その上に義歯を作成していきます。とてもよく噛める入れ歯ですが、安くはありません。治療期間も、半年から、1年近くかかります。それに対し、入れ歯だけ作るのであれば、2週間ぐらいでできてしまいます。ただ、入れ歯だけのケースはは、そこから使いこなすまでが大変(最低2週間はかかります)なので、そこで挫折してしまうと「やはり固定式のものでやってほしい」となってしまいます。

④一気に多数の歯を抜いてしまう患者様、すこしずつ歯が抜けててくることが予想される患者様の場合にも、入れ歯は有効です。これらの方は、短期間に口の中の形態が変わってしまうので、リアルタイムでその変化に追いついていけるものでないといけません。その場で、歯を足したり、歯肉の部分を足したりできる入れ歯は、とても重宝します。最終的な口腔内のデザインが決まったら、どのようなやり方で、咬みあわせをつくっていくか決めていきます。

このように、抜けた部分に歯を入れるといっても、いろいろなやり方があります。どういうやり方がよいのか、かかりつけの歯科医とよく相談されるとよいと思います。