八王子にある歯医者さん 原田歯科医院

ホーム 各種治療紹介 インプラント - 1回法と2回法

1回法と2回法

インプラントの手術法には、手術の回数が、1回ですむ方法と、2回必要な方法があります。

1回ですむ方法は、インプラントを埋入する1次オペのときに、完全に植え込んだインプラントを剥離した歯肉で覆わず、頭を出しておく方法です。

1回法の利点は、

1)手術が術が1回ですむ(頭だしの手術がいらない)
2)縫合がらく、術後の歯肉の緊張が少ない。
3)治療期間が、2回法より短くできる。

欠点は、

1)GBRを行うときは、できないことがある。(段階的にGBRをおこなえば、期間はかかりますがほとんど1回法でできます。)
2)術後キャップが見えてしまうため、前歯のように目立つ部位には、行いにくい。
3)頭が出ていることで、術後、外力がかけられてしまったり、清掃性に問題が出る場合がある。

などがあります。

2回法は、 インプラントを埋入する1次オペのときに、完全に植え込んだインプラントを剥離した歯肉で、かぶせてしまうやり方です。

2回法は、見た目、清掃性、骨造成などのために頭だしをしないほうがよい場合に行います。

しかしながら、術後の歯肉の治癒が読めるようになると、大半は1回法でできると思います。

患者様にとっては、1回法のほうが楽な場合が多いので、1回法でできるケースは、わざわざ2回法にしていません。

GBRをして、骨のボリュームを増やすと通常歯肉が縫い閉じなくなるため、はがした歯肉の内面の骨膜を切開して(減張切開)歯肉を伸展させます。それを大きく行うと、腫れが強く出ることと、付着歯肉の幅が減り、頬や唇と歯肉がつながった感じになってしまうことがあります。このことは、減張切開をすると程度の差はあれ避けられません。それが強く出た場合、2次オペの際に、付着歯肉を増やす歯周外科を行わないといけません。

歯肉を伸ばして、縫い合わせる(1次治癒)代わりに他の口腔内から上皮つきの結合組織を採取し、移植することもよく行われますがこれも患者様に負担が大きいやり方です。最近では、患者様からの血液由来のPRF(CGF)を結合組織の代わりに切開線上に置き縫合し、欠損している粘膜の再生を行っていくやり方も有効だと思います。また、あえて2次治癒を狙って、人工真皮(コラーゲンの膜)や骨補填材を利用して粘膜の再生や歯肉のボリュームを増やしていくことも行っています。なるべく、術野以外の部位からの組織の採取は避け、血液由来の成長因子を含んだゲルや、骨補填材を利用するようにはしています。

当院では、2回法のインプラントにのキャップのバリエーションをかえることで、1回法と、2回法の切り替えをしています。
そのため、術中でも、状況に応じて術式の変更が柔軟に行うことができます。