八王子にある歯医者さん 原田歯科医院

ホーム 各種治療紹介 インプラント - インプラント治療のよくある質問

インプラント治療のよくある質問

歯科インプラント治療に関するよくある質問と答えをまとめてみました。

1)手術後の痛み、腫れはどの程度あるのか?

術後、強い痛みを訴える方はほとんどいません。強い痛みがある場合は、感染を起こした場合か、骨質が硬く、火傷を起こした場合に見られます。このような場合は、インプラントの撤去をなるべく早く行います。腫れは、顔がふっくらする程度の腫れが起こります。骨を造る処置を同時におこなった場合は、より強い腫れが起こることが一般的ですが、通常は1週間程度で気にならない程度になります。

2)手術から、歯が入るまでどのくらいの期間、回数がかかるのか?

 下顎の場合で、3―4月間、上顎の場合は、5-6ヶ月間かかります。 

手術の際に、インプラントの周囲に骨を造る処置をおこなった場合は、その部位が類骨様組織に置き換わるまでに、4―12ヶ月間かかります。その後、2次手術を行い、上部構造を作成します。2次手術から上部構造装着までは、2ヶ月間程度かかります。 もともとの骨の量が少ない場合は、まず骨を造る手術をして6-12ヶ月間経過後、インプラントを植え込む手術をします。 

手術から歯が入るまでの日程は、以下のとおりです。(一番簡単な場合です) 

①     1次手術(インプラントの植え込み)

②     必要があれば、翌日の消毒、1週間後に抜糸。寄せる縫合は、2週間後に抜糸。

③     骨と一体化するまで待ちます。

④     2次手術(インプラントを掘り出し、土台の型を採る)

⑤     土台をネジどめして、仮歯を入れます。最終の上部構造のかたどり。

⑥     上部構造を仮止めして、おわりです。 

骨を造る手術や、歯肉の形成手術をする場合は、さらに回数がかかります。

3)治療費は、どのくらいかかるのか?

当院では、通常のインプラントの植え込み手術(小規模な骨を造る処置を含みます)に関しては1歯198,000円、大きく骨を造る手術(必要がある方だけ)に関しては1歯50,000円がかかります。 これらに費用には、診査から土台が入るまでのすべての費用が含まれます。よく使われる上部構造(かぶせ物)に関しては、以下のとおりになっています。

メタルボンド(セラミックの冠)              66,000円

硬質レジン前装冠(硬いプラスティックの冠)        41,000円

FCK(金属の冠)                     24,000円 

4)手術後、注意すべき点はあるか? 

 手術後1ヶ月程度で、骨との生物的な結合が安定してくるといわれています。特に、術後1週までは、手術部位に力がかからないようにしてください。術後1-2週間は、柔らかい歯ブラシをお渡ししますので、インプラントに力がかからないようにその周囲の汚れを取っておいて下さい。術後2-4週間は、インプラントに強い力がかからないよう食事をしてください。術後4週以降は、特に手術をしたことは気にしなくて結構です。 骨を造る処置、手術をした場合は、6週間はその部位を指などで押したりしないでください。

5)歯が入った後の手入れはどのようなことをすればよいか?

 特別な手入れは必要ありませんが、歯間ブラシを使用して毎日歯みがきをしてください。 1年に1度は、問題が出ていないか(ご自分の歯を含めて)必ず検診に来てください。

6)インプラント治療がうまくいかないことがあるのか?

  まれに、感染や火傷によりインプラントが骨と結合を起こさないことがあります。そのような場合、患者様に正直に現状をお話して、今後の方針を決めていきます。原因がはっきりしている場合は、それに対処した術式で再手術を行います。場合によっては、インプラント治療以外の方法を検討する場合もあります。  再手術の場合、治療期間が予定よりも大幅に延長してしまいます。

7)インプラントは、どのくらい持つものか?

  現在、上部構造をいれて5年後の生存率が95%以上といわれています。治療後に起こるトラブルのほとんどは、歯周病による感染と、力のかけすぎなどの原因によるものがほとんどです。そのような問題がない方は、7年間程度経過が良好な場合、その後の予後が安定しているという報告があります。

  

8)手術につかう材料の安全性は問題ないか?

  当院で使用しているものに関しては、感染の報告があるものは一切使用していません。  ただ、日本は薬事の審査が煩雑なため、世界的にスタンダードな材料であるにもかかわらず、メーカー側があえて日本での認可をとろうとしません。  そのため、日本で認可が下りているものだけで、インプラント治療を行おうとするとかなり無理があります。  

ちなみに当院で使用している材料は、 

骨補填材 

オステオグラフト(非吸収性ハイドロキシアパタイト、合成材料)

オステオゲン(吸収性ハイドロキシアパタイト、合成材料)

オスフェリオン(β―TCP、吸収性、合成材料)

DFDBA(脱灰凍結乾燥骨、吸収性、ドナー選別されたヒト由来)

ダイナブラスト(脱灰凍結乾燥骨、吸収性、ドナー選別されたヒト由来)

オステオグラフトは歯科で認可あり。オスフェリオンは整形外科での認可ありますが歯科での認可はありません。

専門的な話になりますが、骨補填材がそのまま骨になるわけではありません。非吸収性のハイドロアパタイト以外は、いったん吸収され、それが骨に置き換わっていきます。非吸収性のハイドロアパタイトは、骨に置き換わるためのスペース(足場)を確保するためのものです。自家骨を含め、吸収性のものだけで骨を作ると、長期的には骨吸収を起こしやすく、インプラントの周囲に安定した骨の組織が残りにくくなります。 

骨を作る際に使用する膜 

バイオメンド(8週間で吸収、ウシ由来のコラーゲン膜)

バイオメンドエクステンド(18週間で吸収、ウシ由来のコラーゲン膜)

膜は、基本的には骨補填材を一定の形にまとめておくためのものです。ある程度吸収期間が長いもののほうが、緻密な骨ができます。インプラントを支持する骨を作る場合は、吸収期間の長いものを使用します。 ただし、長期間、膜が機能していると骨膜からの骨をつくる細胞や栄養供給が抑制され、骨の成熟がかえって遅れるため、膜は6週から3ヶ月程度機能していれば充分なのかもしれません。

バイオメンドは歯科での認可があります。

9)採血は何のためにするのか?  

  患者様からいただいた血液は、遠心分離機にかけられ血小板が濃縮された血漿(多血小板血漿、PRP)や血小板と血液中のフィブリンが固まった状態のゲル(CGF)を作ります。血小板は活性化するとさまざまな成長因子を放出します。その血小板によって作られるいわゆる「かさぶた」は骨や粘膜の治癒のための足場となります。PRPは、粘膜の再生を促進し、速やかに創傷の閉鎖します。CGFは縫合できるほど強靭な膜の性質を持ち、欠損部位を封鎖する一時的な上皮の代わりとしても使用できますし、粘膜再生の足場としても利用できます。これらをうまく利用すると、手術部位以外から、自家骨や上皮、結合組織などをわざわざ切除、採取しなくともある程度の量の骨や軟組織の再生は可能です。

10)インプラントがだめになるとどうなるか?  

インプラントが、歯周炎になると歯と同じように、腫れて、かむと痛みが出てきます。その後、グラグラになって簡単に抜けてしまいます。

11)インプラントは、取り除けるか?

  骨としっかり結合しているインプラントは、骨ごと削らないと撤去できません。そのような場合は、インプラントが骨の中で折れてしまった場合でかつ、またそこにインプラントを植え込みたい場合に起こりえます。通常は、折れても骨内で安定していれば撤去する必要はありません。  また、インプラントの上部構造は、ネジどめ、もしくは仮止めなので、歯を立てる必要がなくなれば、取り外して平らな状態にできます。