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CAD/CAM(キャドカム)とは?

CAD/CAMとは、computer-aided deighn/computer-aided manufactureingの略でコンピューターで製品(歯科の場合はクラウン、インレーなど補綴物)を設計、製作するシステムです。このシステムは、もともとは歯科技工所がホームグラウンドとなるものです。

一番歯科医院側の投資が少ないケースを考えてみると、従来通り歯型を取り、模型をおこし歯科技工所に送ります。歯科技工所でその模型をスキャナーで読み取り、コンピューターで補綴物を設計、そのデータを連動するミリングマシンで削りだし作成するというものです。

この場合は、技工に関する手作業が機械に置き換わるという変化です。ただこの技術はそのレベルで終わることは間違いなくありません。

写真に例えると、上記の変化は、カメラで写真を撮り、フィルムを写真屋さんに出し、手現像していたものが、自動現像機で現像してしまうような変化です。
その次の変化は、デジカメで撮影した画像が入ったSDカードを写真屋さんに出して、現像してもらう変化です。この場合、家庭にすぐに低価格な複合プリンタが入ってきてしまったため、大半の家庭では自宅で写真をプリントアウトするようになってしまいました。
次のステップは、写真をスマートフォンで撮影、自宅のプリンタにデータを転送しプリントアウト完了という具合です。今では、そういったデータは簡単に編集することもできますし、インターネットを使えば外部とも簡単にやり取りできます。
現在は、写真だけでなく、動画もスマートフォンで撮影し、家庭のパソコンで楽しめるようになりました。

現在の歯科の院内用CAD/CAMは、歯を削った後、口腔内カメラで動画撮影し、その画像データからパソコン上に3次元的な立体像を再構築します。かみ合わせも、動画データの重ね合わせにより正確に再現されます。
その再構築された立体像から周囲の歯の形態やかみ合わせなどが最適とされる歯の形態を再現、編集し、取り込まれた口腔内のデータとの3次元データの差を補綴物の元データとします。
歯の形態は人それぞれですので、歯のふくらみや隣の歯との接触強さ、接着剤の入る厚みなどもマウス操作一つで簡単に調整(編集)できます。
その様にしてデザインされた補綴物のデータを、ミリングマシンに転送すればおよそ1歯あたり10-15分程度で補綴物が完成します。
現在院内で作成できる補綴物は、セラミックやハイブリッドレジンのクラウン、インレー、ベニア、40mm以内のテンポラリー(仮歯)ぐらいですが、割合としては今まで技工士さんにお願いしていたものの7割程度は院内で処理できるように思います。
この技術は、さらに拡張性を充分に持っています。

CAD/CAMにより患者様にメリットとなることは、

①型どりの操作がなくなり、患者様の肉体的な負担が減る。異常絞扼反射の患者様のように型どりがとてもつらい方には朗報。
②型どり、模型作成、技工所への移送などがなくなり、短時間で補綴物の装着ができる。
③補綴物製作コストが下がることにより、より低価格でセラミックやハイブリッドなどの補綴物を患者様に提供できる。
④原田歯科の場合、鎮静時の型どりに最適かもしれない。

今後の課題

①こういう技術は保険導入されないと、進化のスピードが遅れてしまいます。あっという間に、後続の国々に抜かれてしまうでしょう。既得権益のために、有用な先進技術の導入が遅れてしまうのはもうやめてしまうほうがよいと思います。
②CTのDICOMデータ、3Dプリンターとの連動により補綴物作成だけでなく、インプラントや口腔外科領域での応用が期待できる。

原田歯科では、院内CAD/CAMセレックを装備、稼働していますのでより少ない時間、治療費で精密なセラミックによる審美歯科治療を提供できます。