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治療紹介

原田歯科医院

スペシャルニーズ歯科(障がい者歯科)・歯科訪問診療

ゆりかごから墓場まで、安心してかかれる歯科医療を提供します

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歯科訪問診療

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歯科のドラッグラグ

日本の薬事の認可が厳しく、遅いことは周知のことですが、歯科においても同様のことが散見できます。特に、インプラントに使用する骨補填材やそれを覆う膜などは、牛、ブタ、ヒト由来のものはほとんど日本では認可が下りていません。たとえば、骨補填材はバイオスという牛由来の異種骨が安全面や物性などから世界のスタンダードだと思われますが、日本では認可が下りていないため歯科医が個人輸入もしくは現地でで購入し、日本で使用している有様です。

また、機器などでも超音波による骨切りの器械があります。ドリルに比べ、神経や血管を傷つけにくく、骨外科などでは安全性の面でとても有用なものなのですが、一昔前のものしか認可が下りていません。原田歯科では、若干新しいバージョンのもの(それでも最新のものではありません。アメリカではすでにその後継器が出ています。)を、ようやく認可が下りるということで、昨年の9月に導入予定でしたが、結局いまだに認可が下りていません。機器は、個人輸入をしてしまうとメンテナンスしてくれる業者がいないため、認可の下りていないものは使えません。

日本のGCという歯科の会社が作っている歯周外科後の保護材も、以前は日本で販売していたのですが、薬事の認可をとるのが大変なため日本での販売をやめてしまいました。実際、私はアメリカから個人輸入で購入しています。こういったことは、本当にざらにあります。世界では当たり前に使われていて、ほぼ安全性も確認され、他の先進国では認可の下りているものでさえも、本当に日本の薬事を通すことは大変だそうです。

前述のようなものは、さほど厳しい審査はいらないと思いますが、皆さんどうお考えでしょうか?こういうことを放置しているとどんどん世界から取り残されてしまう気がします。

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