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治療紹介

原田歯科医院

スペシャルニーズ歯科(障がい者歯科)・歯科訪問診療

ゆりかごから墓場まで、安心してかかれる歯科医療を提供します

スペシャルニーズ歯科(障がい者歯科)・歯科訪問診療

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歯科訪問診療

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6月の歯科検診

6月になると、例年歯科検診が一斉に行われます。ある期間中に検診をすること自体は、歯科疾患の推移や傾向を把握する上で、とても意味のあることだと思います。しかし、検診後一斉にキャパシティの低い個人の歯科医院に受診を促すのはどうかと思います。子どもが少なくなった最近でさえ、今のやり方では、6月は通常の2割程度は患者様の数が増えてしまいますので、一般の患者さんの予約の間隔が異常に伸びてしまうため、治療を頓挫してしまう方がいます。

そこで、毎年思うのですが、6月に一斉に検診を行うことはさまざまな事情がありかえるのは難しいと思いますが、できれば児童の誕生月に検診とはかかわらず、歯科医院に受診を促してみてはどうかと思います。そうすることにより、無理、無駄のない診療を担保できるように思います。

歯科治療は、物を売る仕事ではなく、歯科医療を提供するサービス業です。1日30人を診療するのが限界の歯科医師が、1日40人診療したとしたら、おそらく治療のレベルは同じというわけにはいかないでしょう。毎年、6,7月には、このようなことが繰り返し起こっています。「歯科は、ワーキングプア」といわれる状況で、治療単価の低い保険診療中心の歯科医師は通常の時期でも目一杯働いています。また、経費削減のため、人件費を限界近く落としている医院も多いため、スタッフに余裕がありません。海外の歯科医師に、「1日に30人以上患者様を診療している」と話すと、ほとんどの返答は「クレイジー!」です。

そのクレイジーな状態にさらに負荷がかかると、受診されている患者様はたまったものではありません。絶対治療がラフになりますし、そのことで信頼を失いかねません。原田歯科では、そのようなことから、単位時間当たりの受診される患者様の数を少しずつ減らすようにしました。また、定期健診を患者様にお願いすることで、軽度の治療ですむ患者様の割合が増え、それ自体が患者様の利益にもなりますし、私たちから見ても、おおがかりな処置を必要とする患者様が減り、レベルの高い治療に専念できるようになりました。これは、予防が効果的な歯科疾患ではのことです。

とはいえ、なかなか症状のない状態で歯科を受診することは、日本ではまだまだ定着していません。少しずつ啓蒙していくしか道はなさそうです。

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