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原田歯科医院

スペシャルニーズ歯科(障がい者歯科)・歯科訪問診療

ゆりかごから墓場まで、安心してかかれる歯科医療を提供します

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顎関節症

顎関節症は、基本的に顎を動かす筋肉の緊張が、過重な状態のときにおきやすくなります。
初期のころには、一時的な筋、筋膜の痛みや、歯を支える組織の痛み(咬むといたい、歯がしみる、口が開きにくいなど)がおこりますが、ほとんどは短期間にそれらの症状は取れてしまいます。ただ、痛みがあることで、筋の緊張が続き、なかなか痛みが取れないときなどは、筋の緊張をとる薬や、鎮痛剤を服用していただくと、かなり楽になります。

さらに、その次のステップになると、顎関節に許容範囲以上の力がかかることで、上あごと下あごの間にある関節円板という靭帯の位置が、少しずつ、ずれてしまいます。この関節円板は、口の開閉をスムーズにする役割があるため、位置のずれが起こると次のような症状が出始めます。

① 口の開け閉めの際に、「カクッ」と音がする(クリック音、関節雑音)
② 開口時にあごの関節(耳の前あたり)に、痛みを感じる
③ 開口しにくい(開口障害)
などがあります。

この時点では、薬物療法に加え、スプリントというマウスピースを使った治療、開口訓練などの運動療法などを行います。

この時点でも、特に治療はしなくとも7割ぐらいの方には、大きな問題が出ませんが、残りの方は、さらに関節円板のずれがひどくなったり、関節円板に孔が開いたりして状態が、悪化していきます。

そのような状態では、
① 開口時にひっかかり感があり、開口できない。
② 開口時に、「ジャリジャリ」と音がする。
③ 開口時に痛みを感じる。

このような、状態になると、薬物やスプリントと呼ばれるマウスピースを使ったような保存的な治療では、治せないことが多いため、口腔外科にて、内視鏡などを使い顎関節授動術などといったオペをすることとなります。

また、頻度としては少ないですが、顎関節周囲に、腫瘍ができると、同様の症状が出ることがあります。

器質的な変化があるかどうかは、顎関節のレントゲン、CTを撮ることで、おおよそわかります。

顎関節症の原因としては、以前はかみ合わせによるものと言われていたこともありましたが、現在では、片側がみ、食いしばり、歯ぎしりなどの悪習癖、精神的なストレスによる筋の緊張、低位咬合(かみ合わせの高さが、低すぎると、そのぶん、かみこむために筋がより多く収縮しないといけないために、筋の負担が増える)など複合的な要因によるとされています。

正常な顎関節:下顎の動きと同調して、関節円板も動きます

クリック音の発生過程(開口時):開口時には、前方に転位した関節円板を下顎の関節が乗り越えるときにクリック音が発生する。閉口時には、逆の過程で、クリック音が発生する。

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