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治療紹介

原田歯科医院

スペシャルニーズ歯科(障がい者歯科)・歯科訪問診療

ゆりかごから墓場まで、安心してかかれる歯科医療を提供します

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歯間ブラシのススメ

歯周治療の際に、歯間ブラシは不可欠なアイテムです。
ある調査では、歯ブラシのみで歯みがきをした場合と、歯ブラシと歯間ブラシを併用した場合
では、1.3-1.4倍後者のほうが汚れが落ちていたと言う報告があります。

これは、歯間ブラシを使った分だけ、ブラシが接触できる歯の表面積が増えるはずなので、
当然のことだとは思います。

ただ、歯周治療をしていくとこの清掃性の向上だけでは、説明できないほど治癒がすすんでくる方がいます。

これに対しては、次のように考えられています。
おそらく歯間ブラシを使い始めると、今まできちんとみがけていなかった部位(腫れて、歯周炎関連菌の多い場所)が、ブラシによってこすられ、出血を起こします。
その出血した部位から、微量の歯周病原因菌が毛細血管を経由して、体内に入り込むとそのことがあたかも歯周病関連菌の生ワクチンをしたかのように振る舞い、それに対しての抗体を体がせっせと作り出すことにより、よりいっそうの治癒がすすむのではないかという説です。

ただ気をつけないといけないのは、あまりにも急激な菌の侵入は、一時的ではありますが急激な菌血症を起こし、歯周病菌を全身にばらまくことになってしまう可能性があることです。
そのために、心臓の人口弁置換術を受けた方、心奇形を有する方は、心内膜炎などを起こすリスクが高いとされています。

またこのような身体的な問題のない方の場合でも、歯周病菌はいろいろな臓器に病巣感染を起こし、問題を起こしてしまうことが次第にわかってきています。

そのような理由で、当院では、歯周治療に本格的に入る方に対しては、抗生剤の術前投与をして、歯周病関連菌の活動性を低くしてから、処置を行うようにしています。

そのような理屈とは別に、歯間ブラシを使うとかなりはと歯の間に詰まった食べかすが出てくるのを見ると、清潔好きな日本人の場合は、逆にやらないと気持ち悪く感じてしまう方も多いように思います。

私も、1日3回歯みがきをし、その都度歯間ブラシをつかっていますが、もう長いこと習慣になってしまっているので、特にめんどくさいと感じることはありません。
ぜひお勧めしたい習慣だと思います。

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