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原田歯科医院

スペシャルニーズ歯科(障がい者歯科)・歯科訪問診療

ゆりかごから墓場まで、安心してかかれる歯科医療を提供します

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歯のないところにさし歯はできるか?

さし歯という言葉は、いわゆる俗語でおそらく、神経を抜いた歯を、歯根の部分だけ残し、そこに穴を掘り、さし込む様につける歯(専門的には、継続歯(SK))のことだと思います。

「歯根にさす」歯ですから、当然歯を抜いたところには、歯根も残っていないはずですので、残念ながらさし歯はできません。

歯のないところに入れる補綴の方法には、

①ブリッジ
 歯のないところの前後、または片側の歯を削ることにより、かぶせたり、はめ込むといった維持の仕方で、抜けた歯を含めて、数珠つなぎになった歯の塊を作ります。
通常は、接着、もしくは合着してしまうので、自分でははずせません。

装着感も良く、保険診療でできるものもありますので、抜けている歯のパターンがが保険適応であれば、費用も総額ベースで、数万円程度でできます。

見た目にこだわると、保険診療ではできないことが多く、自由診療になってしまいます。

欠点としては、歯を削らないとできないことと、自分の歯が増えるわけではありませんので、残っている歯には負担が増えます。

②入れ歯
これは、知らない人はほとんどいないと思いますが、自分で取り外しができるものです。

ただし、はずすのは、歯をみがくときと寝るとき(ケースによっては、寝ているときもはめることを推奨することがあります)だけで、基本的にほとんどはめたままです。

高齢の方が使うイメージがありますが、30歳代ぐらいから使っている方も結構います。

歯を削らないで済むため、侵襲の少ない方法です。費用も、保険のものは、ブリッジよりもかかりません。

入れ歯を受け入れられる患者様にとっては、インプラントやブリッジなどよりも、別の見方によっては、有用なものになりえます。

はずせる(可撤式である)ことは、清掃性に関しては、有利です。
歯は、手入れができないと、全身にとっては、最悪の感染源(感染経路)になります。

保険で認められているものは、非常に旧式のやり方のものしかないため、快適さや、審美性を求めると、保険診療ではできないことが多いと思います。

医療費削減のためで、仕方ないことかもしれませんが、携帯電話や、その他の生活にかかわるものが、どんどん先進的なものになっている国民の口の中に入れる入れ歯が、30,40年前の医療のレベルものしか認められていないということは、いったいどういうことなのでしょうか?

先進技術の恩恵を受けている入れ歯は、とても美しく、機能的にできていて、装着する患者様を惨めな気持ちにさせません。

③インプラント

インプラントに関しては、前述していますので、特に付け加えることはないと思います。

現在では、一般的な治療になってきていますので、無理な治療をしなければ、問題は出ないと思いますが、手術が必要なことと、日本では、保険診療に入ってきていませんので、費用がかかることが難点です。

保険に取り入れるという話も聞きますが、厚労省としては、診療報酬をかなり低く抑えようとしているようなため、歯科医の側としては、

安全性が確保できないこと
今までの歯科に対する蔑視的な保険点数の取り決めの歴史などのトラウマ
おそらく、保険制度では、採算が取れない、もしくは赤字になる

などの懸念が強く、現段階では、難しそうです。

患者様の口腔内の状態、性格、生活パターンなどにより、選択すべき方法が違います。
それぞれのメリットを生かせるように、歯科医とよく話していくことが大切だと思います。

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