原田歯科医院

歯科衛生士（DH　Dentl hygenist）は、なじみのない名前かもしれませんが、医科で言う看護士にあたる専門職で国家資格です。現在は、3年間の教育期間を経て、国家試験に合格することが必要です。

以前に比べ、歯科も歯の治療だけではなく、歯周組織、顎骨、舌など口腔内の比較的侵襲の大きい外科処置、複雑な治療も多くなっているため、かならず患者様に治療内容、計画の説明や、メンテナンスの指導など治療を取り囲む環境を整備していかないと、「なぜ、この処置が必要か？」理解して頂けないため、治療に対しての協力が得られません。

こういった患者様とのコンシェルジェ的な役割以外にも、歯科医療においてハード、ソフトあらゆる面において、専門的な教育を受けた歯科衛生士が必要です。歯科医は治療が専門ですが、その周囲のことまでやってしまうすぐに手一杯になってしまいいます。一人の歯科医のキャパシティはそんなに大きいものではなく、優秀なDHがいないとレベルの高い、もしくは複雑な治療に集中することができません。

原田歯科には、７名の歯科衛生士がいます。それぞれ個性もさまざま、得意とする分野もいろいろです。歯周治療の初期治療、、外科やインプラントのアシスト、濃縮血小板血漿の作成、予防処置や口腔衛生指導、小児、障がい者治療、補綴治療のアシスト、滅菌や器具の管理、歯科材料の在庫管理、装置のメンテナンス、患者様からのクレーム処理、受付の統括、訪問診療、治療計画書の作成など多岐のわたりそれぞれの得意分野、担当が決まっています。

彼女たちの仕事量は、原田歯科の仕事量の１/２から２/３程度はあると思います。ですから、へたをすると歯科医の私よりも忙しそうに思える時もあります。歯科も、歯科医療を提供するサービス業ですから、当然マンパワーがあればあるほど、スタッフのスキルが高いほど患者様へ適用できるサービスのレベルが上がり、満足度も高くなります。

歯科というと歯科医の力量だけが重要視されますが、じつは歯科衛生士の仕事ぶりを見れば歯科医のレベルが分かるいわれます。幼拙な治療をしている歯科医に優秀なDHはついてきません。私もびくびくしながら、治療をしている毎日です。（笑）