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ソケットプリザベーション
ソケットプリザベーションとは、抜歯をした時に、その後の骨や歯肉のの目減りをより少なくする処置です。
実際は、歯を抜いた穴を、結合組織などが残らないよう充分ソウハし、骨面から出血などがないようにした後、骨補填材を詰め込み、人工または、自己由来の組織でふたをしていきます。骨は、感染や過度の圧迫を受けると吸収してしまいますので、なるべくそっと抜歯をします。歯根破折や歯周病で抜歯したときは、骨の周りに感染した結合組織がごっそりついていますので、徹底的にソウハします。その後、あらかじめ患者様から採血して用意しておいた血小板がリッチな血漿を、2または3種類の骨補填材のブレンドされたものに混ぜ込み、抜歯した穴に詰め込んでいきます。そして最後に、やはり血液を遠心分離してえられたPRF(血小板の濃縮されたフィブリンのゲル)でふたをしてレーザーで溶接、または縫合します。
抜歯後、ブリッジや入れ歯にする方には必要ありませんが、インプラントを予定している方には、必ず行うようにしています。少量の骨補填材と、結合組織のソウハ、採血、簡単な縫合程度でできますので、多数歯でなければたいした手間もかかりません。やっていおたほうが、骨のやせ方が少ないのは間違いありません。結果的にはインプランと埋入時、GBR(造骨)をするようになることもありますが、それにしても、既存の骨の量が多いほうが予知性が高い(失敗が少ない)と思います。また、ソケットプリザベーションをしたほうが、それを包み込む歯肉の量を増やせるので、インプラント埋入後の歯肉のツッパリを少なくすることができます。より、ブラッシングをするのが楽になると思います。
原田歯科では、インプラント予定の場合はソケットプリザベーションに関しては費用をいただいていません。それは、インプラント埋入のために必要との考えがあり、結局はGBRを小分けしていることと対して変わらないので、費用の2重取りにならないようにとの考えからです。ただし、抜歯後の骨の陥没を防ぐためなどに行った場合は、別途費用をいただいています。(プライスリスト参照)